「ガサガサかかと」から「ツルツルかかと」へ!かかとのケアどうしたらいい?
気になるかかとのガザガザのケアやアイテムをまとめてご紹介…
公開日:2018年1月31日
みなさんは人のどこを見て「この人素敵だな」「魅力的だな」と思いますか?私は性別年齢関係なく“姿勢が良い人”を見るとそう思います。どれだけおしゃれなアイテムを身に着けていても顔がキレイでも、猫背で歩いている人はだらしなさを感じてしまいます。また、年配の方でも、背筋をピンと伸ばして歩ている人は若々しくとても魅力的に見えます。
実は、姿勢は見た目のカッコよさだけではなく、肌とも深い関係があるのをご存知ですか?悪い姿勢を取り続けることで様々な弊害が生じ、その結果、肌にも悪影響を及ぼしてしまうのだそうです。
スキンケアをどれだけ変えても、食事に気を付けていても、乾燥や肌トラブルが改善しないという方は、ご自身の姿勢を正す事でもしかしたら変化が現れてくるかもしれません。今回は、この姿勢をテーマにまとめてみました。
肌と姿勢の関係を見ていく前に、「姿勢が悪い」とはどういうことなのかを抑えておきたいと思います。一般的に「悪い姿勢=猫背」というイメージが強いですが、悪い姿勢は猫背だけではないようです。
私はずっと自分を“猫背”だと思っていましたが、どうやら猫背だけじゃないということに最近気づきました。もしかしたら皆さんの中にも私と同じような勘違いをされておかしな姿勢をクセ付けようとしている人がいるかもしれません。
● 猫背
猫背はあえて説明しなくてもほとんどの人がわかっていると思いますが、簡単に言えば背中が常にまるまっている状態のこと。座っている時だけじゃなく歩いている時も首が前に出て背中がまるまってる状態です。
● 反り腰
骨盤が前に倒れて腰が湾曲している状態のこと。猫背を気にする方は多いと思いますが、反り腰になっていることに気付かない人も多いと言います。
猫背にならないように気を付けすぎて反り腰になってしまうこともあるんだとか。おそらく私がそうです。猫背にならないように気を付けるがあまり、腰が出ちゃってたかも…。
運動不足で筋力がないため反り腰になったり、ハイヒールを履く人がバランスをとろうとして反り腰になってそれが癖になるということもあるそうです。
姿勢が悪くなる事で肩こりや腰痛がおきやすくなる事はよく知られていますが、肌にも悪影響を及ぼすという事は意外と知られていないかもしれません。ここでは姿勢の悪さがどのようにして肌に悪影響を与えているのかをみていきましょう。
● 胃腸の働きが悪くなる
前かがみの態勢を取り続けることで内臓が圧迫され、本来あるべき位置からズレてしまうということが起こることもあるそうです。そのせいで内臓がちゃんと機能しなくなり、便秘になったり下痢をしやすくなったりと腸に異常をきたすことも。腸の働きが悪くなると肌荒れに悩まされることにもなりますので注意が必要です。
● 代謝が悪くなる
美肌をキープするには「ターンオーバーを正常に保つことが大事」だと言われることがよくありますよね。ターンオーバーというのは皮膚の代謝のこと。
部位や年齢によってもターンオーバーの日数は変わってきますが、20代くらいの健康な肌だと28日ほどで、年齢を重ねるにつれその周期は長くなり、40代になる頃には50日以上かかるとも言われています。
ターンオーバーの周期が遅くなりすぎると、バリア機能が低下したり、傷が治りにくくなったり、乾燥しやすくなったり、肌がゴワゴワしたりとトラブルが生じてきます。姿勢が悪いと体全体の代謝が悪くなるので、当然肌にも悪影響を与えてしまうことになります。
● 血流が悪くなる
血は、たくさんの栄養や酸素を運び、老廃物などは外へ出す役割を果たしてくれています。その流れが血流ですね。
常に背中がまるまっていると血の巡りが悪くなり、目の下にクマが出来たり、顔全体がくすんでしまう原因にもなります。血流が悪くなり老廃物がたまると顔がたるむことも。
肌だけじゃなく、頭皮も同じ。血の巡りが悪くなることで、脂漏性皮膚炎など頭皮の病気になることもあるそうです。
● 骨盤がゆがむ
骨盤は、上半身と下半身のバランスを取り、内臓を守ったり、歩く時の衝撃を和らげたりする重要な役割を果たしています。悪い姿勢を取り続けることで、骨盤がゆがんでしまうと全身のいろんなところに不調をきたします。逆に、骨盤がゆがんでいるから姿勢が悪くなるということも考えられます。
● 肩こり・首こりの原因になる
猫背の人は顔を前に倒すような姿勢になりがち。頭を支えるために肩や首に負担がかかって肩こり、首コリが生じることがあります。上述したように血流が悪くなることで肩こりが生じることもあります。
● 自律神経が乱れる原因に
自律神経は、交感神経と副交感神経からなっています。交感神経は運動をしている時や緊張している時に優位になり、副交感神経は休んでいる時や寝ている時、リラックスしている時などに優位になります。交感神経と副交感神経がバランスよく働いている時が健康な状態。交感神経、副交感神経、どちらか片方だけが優位な状態が続くと身体には様々な不調が現れてきます。身体に大きな影響を与える自律神経は背骨にあります。詳しくは脊髄から交感神経が枝分かれしているんです。姿勢が悪くなるとそこに負担がかかり、自律神経が乱れる原因となることもあるのです。
● 下腹が出てくる
背中を丸めた状態がその人の当たり前で楽な姿勢になってしまうと、お腹の筋肉が衰え脂肪も付きやすくなり、下腹が出てきてしまいます。痩せているのにお腹だけが出ているという方は猫背が原因かもしれません。
● スマホ
みなさんは、スマホをどのような体勢で操作していますか?1日のうち、どのくらいの時間、スマホを触っていますか?バスや電車の中、ショッピングモールなどに置いてあるソファやベンチに座ってスマホをいじっている人をよく見かけます。ほとんどの人が、首を前に倒し、俯いた状態で操作しています。
ゲームやSNSはとてもいい暇つぶしになりますが、長時間触っていると首が疲れてくることありませんか?この状態が癖になることで姿勢が悪くなっている人も多いのです。
● 長時間のデスクワーク
スマホと同じくらい姿勢が悪くなる原因としてあげられるのが長時間のデスクワーク。特に仕事で長時間パソコンを使っている人は要注意です。デスクにパソコンを置いた場合、目線がどうしても下になってしまいますよね。仕事に熱中するあまり身体が前に傾いてきて首が前に出てきてしまったり…。時には休憩してストレッチをするなどして体を動かすようにした方がいいでしょう。
● 運動不足
背中を丸めた状態が一番ラクだと感じるようになるのは、姿勢を保つための筋力が衰えていることも一つの原因と考えられます。支えられない状態。体幹を鍛えることで姿勢が良くなることも。
● 座り方の悪い癖
椅子に座る時に骨盤が後ろに傾いてしまうと背中が丸まって猫背になってしまいます。背もたれに浅く座って足を投げ出すように座るのが癖になってしまうと猫背の原因になることも。椅子に座る時は骨盤を立てて座るように意識することが大事です。椅子に深く腰掛け、足の裏をしっかり床につけた上で背もたれに背中をつけると骨盤がしっかり立つようになります。
● 片側だけに負担がかかっている
例えば荷物を持つとき、片方の腕でばかり持つ、いつも同じ方の足を組む、利き腕だけを使うなどしていると骨盤が歪んでしまい、姿勢が悪くなってしまうことがあります。片側だけに負担がかからないよう気を付けることも大事です。
最近では長時間座っていることが健康にどれだけのリスクをもたらすのかという研究が盛んに行われていて、1日のうち、座っている時間が長いと肺がんになるリスクが高まるという研究結果も出ています。長時間同じ姿勢でいること、例えば長時間座り続けているということが問題なのだとか。そしてなんと日本人は世界中の中でもっとも座っている時間が長いのだそうです。
座り続けている間、足の筋肉を動かさないことで代謝が落ち、血液中に糖や中性脂肪が増えてしまいます。血流も悪くなり心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まるということがわかっているんだそうです。
ダイエットの際、下半身の筋トレをして代謝をアップすることが大事というのも納得ですね。立って仕事ができる職場もあるとはいっても、ほとんどの会社では座ってのデスクワークを強いられます。そういう人は、時々立って体勢を変えるということも大事ですね。
ただ背筋を伸ばすことだけを意識するのではなく、どこで座るかということが重要です。椅子に座った時、お尻の下に手を敷くとゴツゴツした骨があたると思います。それが坐骨です。坐骨で座るように意識すると骨盤が立って姿勢よく座ることができます。骨盤を立てるというのがポイントです。無理に胸を張ろうとすると反り腰になるので注意してください。
猫背の人が「正しい姿勢を」と言われても、どんな立ち姿が正しいのか自分ではよくわかりませんよね。正しい姿勢をはっきり自覚するには壁を使うのがいいと思います。
壁に体をつけた時、後頭部、肩甲骨、お尻(仙骨)、ふくらはぎ、かかとがつくのがいいそうです。
その時、左右の肩の位置が同じであること、おへそ当たりに力を入れてお腹を引っ込め、お尻を引き締めること。横から見た時に、耳たぶ→肩の中心→肘→くるぶしが一直線になるように。
● 立ったままデスクワーク
今までは座ってデスクワークをこなすのが当たり前でしたが、最近では高さを調節することができるデスクを取り入れて、立ったままデスクワークができるようにしている会社も多くなってきました。良い姿勢を取って仕事をすると集中力も増し仕事がはかどるという効果もあるようです。肩こりや首こりも和らぎます。
立った状態でパソコン作業をする場合、モニターが自分の目線と同じ高さにくるように調整する必要があります。モニターが目線の下にあると、集中した時などに思わずかがんで覗き込んでしまったりするため、結局猫背になってしまいます。
立って作業するためのデスクも売られていますが、わざわざそれを購入するのは…という方は、安定したものを積み重ねて高さを調整し、その上にパソコンを置いて作業するという方法でも十分じゃないかと思います。
ちなみに私はテーブルの上に椅子を乗せ、そこにパソコンを置いて作業するようにしています。そうすることで目線の高さにモニターが来るので快適に仕事ができます。
自分が実際やってみてわかったことですが、座って作業をしていると、作業の合間に「ちょっと休憩しよう」と、いろんなサイトを覗いたりすることもあるんですが、立って作業をするとそれがなくなるんです。なんででしょう。見ようと思わなくなるからなのか、早く作業を終わらせて座りたいと思うからなのか…。普段座ってばかりの私には、体力造りにもなって良さそうです。
● ヨガやストレッチを取り入れる
ネットで検索すると、姿勢を良くするためのメソッドがたくさん出てきます。特別な器具を使わなくても身近にあるタオルなどでできるものもありますし、何も用意しなくても、仕事の合間に取り入れられるストレッチなどもあります。
仕事の合間に肩甲骨を意識するストレッチは取り入れやすいですね。後ろに手を組んで肩甲骨を引き寄せるようにする。これだけでも肩こり予防にもなりますし、気分転換にもなってオススメです。
● 背筋を鍛える
猫背になっている人は背筋が衰えている可能性があります。背筋を鍛えることで姿勢も良くなり、後姿も若々しくなります。
☆背筋を鍛える一番簡単なストレッチ
1.うつぶせになって両手足を伸ばします。
2.右手と左足を同時に持ち上げその状態を3~5秒キープ。
3.左手と右足を同時に持ち上げその状態を3~5秒キープ。
無理をしない程度に行ってください。ポイントは、手とは逆の足をあげること。
● 矯正グッズに頼る
自分で正しい姿勢を取るのは難しい…という方は、骨盤矯正や姿勢を良くするためのコルセットなども売られていますので、そういうグッズを利用するのもいいですね。
姿勢が良いと…
● 素敵に見える
● 痩せやすい体になる
● 肌の調子が良くなる
イイこと尽くしですね。長い間猫背だった人がすぐに姿勢が良くなるということはないと思いますが、普段の生活で気を付けるようにするだけでも変わってくると思います。
私自身もまだまだですが、立って仕事をするようにしたり、テレビを見る時などにだらけた座り方をしないように気を付けたりしています。そうはいっても、長年癖づけられているので気を抜いた瞬間、どうしても猫背に戻ってしまったりするんですよね。そこで我が家ではルールを作りました。
家族も猫背なので(しかも酷い乾燥肌)、どちらかが相手の姿勢を見て『猫背になってる』と気付いた時は「姿勢!」と声をかけ、自分も正すようにしようというもの。
とにかく癖づくまでは正しい姿勢に慣れることが大事だと思いますのでこれからも続けていこうと思っています。肌のためにも、そして健康のためにも…。
記事担当:HAPPY
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