当サイトに掲載しているトライアルセットの中からプラセンタを含むトライアルセットをピックアップしています。プラセンタは、美容だけでなく、その特殊な働きから医療の分野でも注目を集めている成分です。ここではそのプラセンタの基礎知識もあわせて掲載しています。
「プラセンタ」関連を含むトライアル化粧品
アンプルール
ホワイト
母の滴
トライアル
ブルークレール
トライアル
フラビア
7日間集中ケア
フラセラ
トライアル
デルマQⅡ
トライアル
うるおい雫
モニター
アトレージュ
AD+
シーボディー
VC
FTC
王道十和子肌
「プラセンタ」について
プラセンタを直訳すると英語で「胎盤」のことです。胎盤は、哺乳動物がそのお腹(子宮)の中で、胎児を育てるために、そのときだけつくられる胎児を育てるための臓器ですが、一般的に化粧品の成分として使われる「プラセンタ」とは、その胎盤(牛や馬や豚など)の抽出エキスのことを指します。
この「プラセンタ」は、美容だけでなく、その特殊な働きから医療の分野でも注目を集めている成分です。
一般的に哺乳動物(人間以外)は、出産すると本能的に胎盤を食べます。この行為は、胎盤に含まれている豊富でバランスのとれた栄養素をとることで、体力の回復に役立てたり、生命本来の自然治癒力を高めるためではないかと考えられています。
このことからもわかるように、プラセンタは、哺乳類(人間にも)に必要なタンパク質、脂質、糖質の3大栄養素をはじめ、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素など多彩な成分が含まれいます。
また、胎盤を構成している細胞には、他の細胞と異なる大きな特徴があります。これは胎盤が担っている役割に大きく関係してくるのですが、胎盤は、胎児が成長していく中で、肝臓・腎臓・肺などの役割を代行して行ってくれます。つまり生命を維持していくためのオールマイティーな働きをしてくれる臓器です。
例えば、肝臓の細胞を培養して、様々な刺激をあたえたり栄養素を加えたとしても、肝臓の細胞が他の臓器の働きをするようなことはありえません。ですが胎盤は、あの小さな臓器の中で生命を維持するための様々な働きをしてくれるのです。
2002年、東京大学の研究グループが、胎盤の中から「幹細胞」といわれる細胞を発見しています。この「幹細胞」とは、様々な他の細胞に変化しうる細胞のことで、命の元である「受精卵」に含まれる細胞です。
つまり「胎盤」は、人の命に変わっていく「受精卵」と同じ細胞をもった臓器なのです。
「幹細胞」は、「再生医療」と呼ばれる新しい医療で注目を集めている細胞です。「再生医療」とは機能しなくなった、もしくは失われた細胞を、文字通り「再生」して治療していくという夢のような先進医療です。
こういった先進の医療でも注目を集めている胎盤。その抽出エキスが「プラセンタ」です。まだ未知な部分も多いこの成分ですが、美容面でももっとも注目を集めている成分のひとつという事ができるでしょう。
プラセンタに期待できる効果
【美肌効果】まずはプラセンタに期待されている美肌効果についてまとめてみました。
● ハリ
細胞を活性化するために必要な成長因子は、加齢とともに減少していくため、肌はたるみ、シワなどが出来てきます。プラセンタには、100種類以上もの成長因子が含まれており、細胞を活性化し、弱っている部分を修復してくれるので、新陳代謝も促され、ハリのある肌にしてくれるんです。
● 美白
チロシナーゼという物質を抑制し、過剰なメラニンの生成を抑制し、シミを防ぐ効果があるとも言われています。
● エイジングケア
プラセンタには抗酸化作用があり、老化の大きな原因となる活性酸素を除去してくれため、エイジングケアへの効果も期待できます。
● 保湿
保湿には欠かせない天然保湿因子の主な成分アミノ酸がプラセンタにはたくさん含まれているので、保湿効果も期待できます。
【その他の効果】プラセンタは美容以外にも、医療の分野など様々な方面からその効果を期待されている成分です。以下に美容以外の期待されている効果についてまとめています。
● 更年期障害改善
プラセンタ注射(メルスモン注射薬)は更年期障害や乳汁分泌不全の治療に使われていて、更年期障害でプラセンタ注射による治療をした人の7割ほどの人が効果を感じているという結果も出ています。
● 肝機能改善
プラセンタ注射(ラエンネック)は肝機能障害の治療薬として使われています。飲み会の前の日にプラセンタ注射をうつと二日酔いしないという看護師さんもいらっしゃいました。
● アレルギー改善
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを改善する効果があるとも言われています。実際アトピーの治療のためにプラセンタを取り入れている皮膚科医もいます。
● 自律神経失調症改善
プラセンタにはたくさんの成長因子が含まれています。中でも、NGF(Nerve growth factor)という神経成長因子は、自律神経のバランスを整える働きがあります。プラセンタをとることで、うつが軽減されたというデータもあるようです。
● 肩凝り改善
血流をよくする作用があるので、血行が良くなり肩こりも軽減するようです。
化粧品以外のプラセンタ摂取方法
プラセンタは化粧品以外にもサプリメントなど様々な摂取方法があります。代表的な摂取方法を以下にまとめてみました。
● サプリメント
プラセンタのサプリメントは、馬由来と豚由来のものがほとんどです。以前は牛由来のものも使われていましたが、狂牛病の問題から使われなくなりました。もちろん、どれを使ってあるにしろ、質が問題になるわけですが、一般的には豚よりも馬由来のもののほうが高価で、栄養素も多いと言われています。
● 注射
日本で使われているプラセンタ注射には、メルスモン製薬のメルスモンと日本生物製剤のラエンネックの2種類があります。どちらもヒト由来のものです。
メルスモンは更年期障害や乳汁分泌不全に、ラエンネックは肝機能障害の治療に使われています。これらの治療で使う場合はもちろん保険が適用されますが、美容目的やそのほかの目的で打ってもらう場合は保険適用外となり、自由診療になってしまいます。
自由診療の場合、価格も病院によって変わってきます。高いところは1A 5,000円、安いところは500円ほど。一般的には、1,000円~2,000円くらいでしょう。ちなみに私が打ってもらっている病院は1A 1,080円(税込)です。
【プラセンタ注射の注意点】
・ 献血が出来ない
平成18年10月10日から、ヒト由来のプラセンタ注射を打ってもらったことがある人は献血が出来ないと厚生労働省の発表がありました。ヤコブ病に感染する可能性がゼロではないためということです。でもそれはあくまでも理論上の話で、プラセンタ注射による発生は報告がありません。一応、念のための措置ということだと思います。初めてプラセンタ注射をする場合は、同意書にサインさせられます。
・ プラセンタ注射の打ち方が重要
メルスモンは「皮下注射」、ラエンネックは「皮下又は筋肉内注射」と決まっているんですが、それを知ってか知らずか、間違った打ち方をしている医師も結構います。皮下又は筋肉内注射は、臨床結果などに基づいて決められているので有効性も安全性もあるわけですが、静脈注射や点滴注射は認められていない上に有効性も定かではありません。
ましてや、病院によっては、プラセンタにビタミンなどを混ぜて点滴するところもあるようです。プラセンタは点滴など認められていませんし、それらと混ぜたことで事故が起きる可能性だってあります。副作用がほとんどないというのは、正しい使い方をされた場合の話ですので、許可されてない使い方をしたら、危険があるかもしれません。そういうことを行う病院は避けた方がいいでしょう。
・ プラセンタ注射の副作用
注射針を刺したことによる赤身や腫れなどは稀にあるかもしれませんが、重篤な副作用はあまり報告がないようです。古くから治療に使われてきた薬ですし、健康な人の胎盤のみを原料としていて、高温加熱処理なども行われてます。副作用に関しては、ご自分で納得いくまで調べた上で、注射もサプリも試される方がいいと思います。
注射に関しては、献血が出来ないという制約がありますし、サプリに関しては、豚や馬由来のプラセンタであるということを念頭において、摂取するかどうかをご自分でよく考えた上で選ばれてください。注射に関しては、医師に詳しい説明を聞くことが大事です。大した説明も出来ないような医師や簡単な説明しかしてくれないような医師なら、きちんと説明してくれる病院で行ったほうがいいですね。注射を行ったあとで「こんなはずじゃなかった…」なんてことになったら大変ですから…。